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神の子どもたちはみな踊る読了

村上春樹さんの

神の子どもたちはみな踊る

読みました。

閉館間際の図書館に行って

何でもいいから春樹さん

と思って手に取った本でした。

連作『地震のあとで』

阪神大震災後に

そのことを題材にして書いたものでした。

6作の短編集。

あたしは中でも

“かえるくん、東京を救う”

っていう……

主人公にしか見えない巨大な

なぜか人の言葉を話すかえるくんの話が大好きです。

かえるくんが東京の地下に住むミミズくんと戦って

東京に起こるはずの地震を阻止するっていう……

そんな話。

とっても馬鹿らしいお話ですが

とっても好きです。

読んでよかったなぁ。

あと最後の

蜂蜜パイ

主人公が短編小説家で

女の子に自分の創作したお話を聞かせてあげるんだけど

そのお話に出てくる熊のまさきちととんきち。

2人のお話がとても好きです。

人の言葉をしゃべるまさきち。

普通の熊とはちょっと違うから

周りの熊からは煙たがられてしまう。

人間からも

言葉がしゃべれても所詮は熊じゃないか。

とどっちの世界からも受け入れてもらえない。

そんなまさきちくん。

ともだちはいない。

そういうちょっと可哀想な設定に弱いんです。

でも最後はハッピーエンド。

いいお話です。
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後宮小説

楽園は日本ファンタジーノベル大賞の第二回受賞作品だったんですが

こんな面白い小説の第一回受賞作品ってどんなだろうと思って探したのがこれでした。

酒見賢一さんの後宮小説。

だいぶ前に読んだのであらすじ書けるほど覚えていないけど……

でもこれもすごく面白かったですね。

中国の皇帝の側室になる女の子の話??

ちょっとこれはエロいんですよね。

後宮なだけに。

買った時は後宮って意味知らなかったんですけどもね。

ああこういうのなのかって。

主人公が元気な女の子なんでいやらしい感じではぜんぜんなくてとっても楽しく読めました。

確か主人公は田舎娘で

後宮に入ると三食昼寝付きで楽な暮らしが出来る

というのを信じて後宮入りするんですが

周りは上品で綺麗な女性ばかりで破天荒な主人公は浮いてしまう。

でもそこを買われてのし上がってくって感じです。

あたし最近思うのですが

歴史物のマンガとか小説とかアニメとか映画とかって

実際とは全然違ったストーリーにしちゃっていいんでしょうか。

それとも実際にあった出来事にそって作らないといけないんでしょうか。

それが気になる。知りたい。

歴史のことよくわからないし

実際の出来事とか調べたことないのでわからないんですが。

友達に薦めた楽園

小学生の頃にビデオに録画して良く観ていたアニメがありました。

トトロとか魔女の宅急便とか。

その中の一つに

満ちてくる時の向こうにっていうアニメがありました。

今はもうビデオがないので観られないけど

気になって思い出すと観たくなってそのたび何度も観た。

でも大きくなってだんだん観なくなったんですよね。

そしたら高校生だったかの時に

書店でたまたま手に取った本のあらすじを見たら

あれ。なんかこれ知ってる。

あれじゃん(・_・*)

と思い即買いました。

満ちてくる時の向こうには

鈴木光司さんの楽園が原作だったんですね。

なんかそういうのを偶然発見するととてもうれしくなる。

偶然手に取った本にちょっとだけ運命を感じてしまうんです。

キーワードは赤い鹿。

主人公のいる村にはある年齢になると一人で旅に出るというしきたりがあって

一番最初に仕留めた獲物の動物がその人を一生守ってくれる

空腹に耐えられなくてねずみを仕留めて食べてしまった人は病気になったとか

そんなだった気がする。

いろんな動物のなかでも赤い鹿の伝説というのがあって

赤い鹿を仕留めたら一生幸せでいられるとかなんかそんな感じなんです。

で主人公は赤い鹿を仕留める。

絵のうまい主人公は洞窟の入口に赤い鹿を描くんですが

その絵に惹かれて赤い鹿がやってくるんです。

そして主人公はその村でもいずれ村長に

みたいなそんな感じなのですが

その村にはひとつだけやってはいけないことがあって

それは人の絵を描くということなんです。

人の絵を描くとその人に一生会えなくなってしまう

とかなんとか。

主人公はそれを破って好きだった女の子の絵を描いてしまっていたんですが

赤い鹿を仕留めてその子とも夫婦になれるって時にその絵がよその国のおえらいさんに見つかってしまって

このあたりの村にこんな美人がいるのかってことで村が襲われてしまうんですね。

まあそんな感じで物語は始まるのですが……

始まりだけでもとってもおもしろい。

輪廻とか運命の話だけど

壮大でおもしろいんですよね。

友達がおもしろい本読みたい。

というので先日貸しました。

あたしももう長い間読んでないですが。

感想が楽しみです。

気にいってもらえるかな。

アフターダーク読了

これはなんかよくわかんなかったー(ノ∀`*)

前回読んでいた世界の終りとハードボイルドワンダーランド

返しに行ったついでに借りてきたんだけど

字が大きいからすぐ読めちゃいました。

でも

あたしの好きなぼくが主人公じゃなかったからちょっと読みにくかった。

あたしは春樹さんの

ぼくが主人公の小説が好きです。

一人称、ばんざい。

これは一体何が言いたかったのか

あたしにはよくわからんかったです。

主人公はマリなのか??

綺麗なお姉さんの陰に隠れて自分に自信が持てない女の子。

でもお姉さんはそんなマリをほんとはうらやましく思っていて

でも今はなぜかずっと眠り続けていて起きる気配がない。

そのお姉さんに惹かれていた高橋はマリと話すことによってマリに惹かれ始める。

でもマリは中国に留学に行っちゃう。

そんなはなし……

というわけではない。

中国の娼婦の少女と

その少女を殴って衣服と持物を全部奪って逃げた白川と

それを追う中国人。

あとラブホテルの従業員女性3人。

なんで白川はそんなことしたのかとかさ。

そういうことあたし知りたかった。

中国人は白川を見つけたのかとかさ。

コンビニに置き去りにされたケータイ電話はあの後どうなったのかとかさ。

お姉さんはなんで眠っててしかもテレビの中に閉じ込められたのかとかさ。

それよりも何よりもあの視線

テレビカメラの視線

あれはいったい何なのだ。

それが一番知りたいのに。

なんっにも

なんっにも

真相がわからないままだったよー。

結末がない小説嫌いじゃないけど

こんなに何もかもがなんにもわからないままの小説あたし初めて。

気になるから読んだことを忘れようかと思う。

とっても気になるのに何もわからないままなんて気持ち悪いので。

あたしはこの作品を読まなかった

読まなかった(・_・*)

それにしてもなぜか最近中国人が気になる……

誰か特定の人というわけではなくって。

そして気になるときってなぜかこうして目にする機会が増える。

なんでだろう。

回転木馬のデッド・ヒート読了

これはとってもあたし好みの本でした。

日常の中にあるちょっと不思議なお話。

というのがあたしは大好きなんです。

そういう体験をよくするって人がたまにいるみたいですが

とってもうらやましい。

そういう人に限って

わずらわしいとか面倒だとか思ったりもするみたいですが

もったいない(*・д・`*)

あたしだったらすごくうれしい。

でもこういうことも

経験していないからこそ言えることなんでしょうが。

霊感が欲しいとは思いません。

怖いものは見たくないし

怖い体験もしたくないから。

でも

そういう話を聞くのは好きです。

話を聞くと

変った経験できていいなーって思ってしまう。

言ってもそんなに怖い体験ではなくって

ちょっと見ちゃったよって程度ですがね。

不思議な話っていうと霊的なものって思いがちですが

でもあたしが本当に求めているのは日常のちょっと不思議な話。

それがこの本には詰まっているわけです。

作家さんって

こういう人に聞いた話や自分の体験を織り込んで小説を書くんだと思うんですが

その元を読んだ気がして面白いです。

今は亡き王女のための

という話では

人の気持ちを傷つけることが天才的に上手い美しい少女

が出てくるけど

これはノルウェイの森に出てくる

レイコさんにピアノを習っている少女を思わせる。

とかそんな風に。

野球場では

ある女性に好意を寄せるあまり

彼女の部屋がのぞける場所に部屋を借りて

望遠レンズで毎日毎日その部屋をのぞき見ることが習慣になってしまった男性が出てくるけど

これも実話なんですよね。

こんな人が本当に存在するんだ。

ストーカーですよね。

立派なストーカーですよね。

でもお話として読むととっても興味深い。

本人の心情とかがわかって面白いんですよね。

誰にでもこういうことってありうるなって。

誰にでもこういう欲望ってあるんだなって。

そして春樹さんに対してこういうことを淡々と話してしまうって

やっぱり作家さんには何かそういうオーラがあるんでしょうか。

自分がひた隠しにしているけど

本当は誰かにしゃべりたい。

でも誰にも打ち明けられない。

しかし春樹さんには話してしまう。

うーん何ともうらやましいです。

あたしもこういう人の体験聞いたりしたいの。

自分では不思議だと思ってなくっても

というかよくよく考えると不思議でもなんでもないのに

でもやっぱりなんかおかしい。

っていうそういう体験

している人って結構いるのかな。

あるんならあたしに話してちょうだい。

回転木馬のデッド・ヒート

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド読んでいる最中

ちょっと浮気していた本です。

世界の終りと~は分厚くって持ち歩けないので

回転木馬のデッド・ヒートを持ち歩いていました。

これは短編なんですがとても読みやすいのでもう読み終わりそう。

春樹さんが言うには

これは正確な意味での小説ではないそうです。

知り合いから聞いた話をまとめて文章にしたものだからだそうです。

でもどれも少し不思議な話で面白い。

作家さんの周りには面白い体験をした人が自然と集まってくるのかな。

きっとみんな自分の話を聞いてもらってそれを形にしてほしいと望んでいるんでしょうね。

回転木馬っていうのは

人生はメリーゴーランドに似てるっていう意味みたい。

定まった場所を定まった速度で巡回しているだけ

どこにも行かないし降りることも乗り換えることも出来ない

誰も抜かないし誰にも抜かれない

そんな回転木馬の上で仮想の敵に向けてデッドヒートを繰り広げている。

世界の終りと~でも同じようなことを書いてあるところがあって

考え方って一貫してるんだなーと思ったりしました。

あたしは短編が好きなので

長編を読んだ後にこういうのを読むととても安心します。

好みの文章で面白い長編だと短い時間で読めていいんだけど

そうじゃないと読んだ先から忘れていってしまうので……

とくにサスペンスとかだとなおさら

犯人が誰とかなんか

考えなきゃいけないのとか覚えとかなきゃいけないこととかあるのは苦手……

登場人物が多すぎて

最初に人物紹介とかあったりするような本は絶対に読めない。

でも春樹さんの文章はあたしにとっては読みやすいので好きです。

1Q84は

なんかエロすぎるとか何とかそういうことを聞くので

どうしようかなーと思っている。




春樹さんやっと読み終わった。

村上春樹さんの

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

やっと読み終わったー。

半身浴しながらちょくちょく

一日30-40ページくらいずつ読んでやっとですよ。

あたしはこの人の

何でもないようなところを詳しく書くところが好きです。

だからこんなに文章が長くなるんだろうとも思うんですが

その何でもないようなところを読むのが好きです。

でもこれは一体どんな話だったのかってことがよくわからなくなる。

これは

世界の終りっていう脳内世界と

ハードボイルドワンダーランドっていう現実の世界の話でした。

たぶん。

自分の意思ではなくって

知らないうちに実験台にされていて

自分の脳内に別の世界が出来てしまって

それに呑みこまれてしまう

という話。

それを知った現実の主人公はそれをしょうがなく受け入れて

どうやって残り少ない最後の時間を過ごそうかと

のんびりビールでも飲みながら考えている感じなんですが

脳内の自分はその世界から抜け出そうとする。

でも結局はその世界に残ることを選んでしまうんですね。

なぜなら自分の作った世界に住む人たちを残して自分だけ出て行くなんて。

って感じでしょうか。

脳内世界ではピーターパンのように影と切り離されてしまうんですが

その影にも自分とは違う人格があって独立しているところがあたしは好きでした。

結局最後は影だけが世界の終りを抜け出すのですが

その影がどうなったのか

あたしはそれが一番気になります。

影はどこに行ったのか

元の世界に帰れたのか

そもそも影はどんな姿をしているのかってことが気になる。

本体がいなくっても

元の世界で影だけで生きていくことができるんでしょうかね。

半身浴と村上春樹

半身浴をしながら読書するのが

毎日の楽しみです。

部屋で本を読むことはあまりないけど

なぜか半身浴をしながらだと

読書が進む。

1時間もたたないうちにのぼせそうになるから

まだ読み足りないのにー

と思いつつ上がって

次の日の楽しみにつながるわけです。

今読んでるのは村上春樹。

ノルウェイの森の映画を機にもう一度原作を読みなおして

それをきっかけに

村上作品全部読んでみようと思って

今に至る。

読んだことがあったのは

ノルウェイの森と

風の歌を聴け

カンガルー日和

東京奇譚集

蛍・納屋を焼く・その他の短編

家にあったのは全部読んだけど

ずっと読んでみたかったのが

ねじまき鳥クロニクル。

なんかやたら長そうだし

どうしようかなー

とずっと読むのを躊躇してたけど

村上春樹読もうと決めて

まず最初に図書館から借りてきて読みました。

そしたらすごく自分好みでおもしろくて

長いと思ってたけどあっという間に読んでしまった。

それから

1973年のピンボール

羊をめぐる冒険

ダンス・ダンス・ダンス

だったかなー??

で、今は

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

あたしはどっちかっていうと短編が好みだから

こういう分厚い本って躊躇してしまうんだけど

半身浴しながらだとどんどん読めるから不思議。

1Q84もまだ読んでないし

全部読むとなるとまだまだだなー

途中村上春樹以外のも読んだりしてるから

結構時間かかりそう。

地道に気長にがんばろう。
  

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